妊娠糖尿病 妊婦と和食とサプリメント
洋食が生活に入ってきた理由
・共働きが増えて、毎朝ご飯を炊いたり、お味噌汁を作る手間がはぶけるので、パン食文化が入ってきた。
・栄養士が、ご飯だけからのエネルギーではなく、油料理からも摂るようにと推奨したことから洋食文化が広まってきた。ただ、洋食文化が行き過ぎて、脂質・たんぱく質中心となり生活習慣病から、糖尿病患者が増えてきた。
和食は栄養学的にみても究極のバランスを備えていて、世界でも有数の成熟した食文化
日本人は、数千年にもわたり穀物と糖類から炭水化物と植物性タンパク質を摂り、魚介類からは動物性タンパク質とEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)などのオメガ3系と呼ばれる脂質を、野菜や果物およびお茶からビタミンやミネラルを摂り、微生物をうまく利用して味噌や醤油をはじめとする発酵食品を作り出してきました。
日本人の代謝システム
1、腸が長い※消化しにくい穀物からしっかりと栄養素を吸収するのに適している
2、乳頭を分解する酵素の活性が低い
3、インスリンをゆっくりと分泌する
4、「倹約遺伝子」を日本人の4割近くの人が持っている※日本人は遺伝的に太りやすく、やせにくい体質の人が多い。
5、農業を捨てた農耕民族のカロリー消費量の低下※筋肉労働から頭脳労働への移行により、運動量の減少。
『一汁三菜』で加工品は出来るだけ少なく、旬の食材を取り入れることによってより栄養バランスが良くなります。
お米はできるだけ玄米を取り入れましょう。これに素材の頭文字をとった『まごわやさしい』のおかず
(ま=豆類、ご=ごま、わ=わかめ(海藻類)、や=野菜、さ=魚、し=しいたけ(きのこ類)、い=芋類)を組み合わせておかずを作ります。この組み合わせによって、自然に体が求める栄養素が正しい割合で摂取できるのです。